大阪市のお騒がせ前東住吉区長が26日、ついに免職された。同市は、橋下徹市長(43)が市政改革の目玉とした公募区長の1人の和田智成・前東住吉区長(51=人事室付)を、虚偽経歴や年金記録文書の改ざんがあったとして分限免職処分にした。面接などの選考に関わった橋下市長は「僕が全て最終責任を負わなければいけない。(人を)見る目がなかった」と任命責任を認めた。一方で区政への悪影響については「迷惑を掛けた事実は見つかっていない」と否定した。 市政改革の目玉として約60倍の倍率から選ばれた公募区長が、わずか約9カ月で職を失った。和田氏は昨年8月1日に就任。しかし市職員や別の区長へ「無能だ」などと暴言を吐くなど問題が続き、4月1日付で「組織人として適格性に欠ける」として橋下市長が更迭。それから26日で免職処分(解雇)が発表された。橋下市長は「採用においては僕が選びましたので、僕に見る目がなかったということ」