【12月10日 AFP】ドイツで9日、一風変わった競売が行われた。競売にかけられたのは人口わずか20人ほどの旧東ドイツの村で、ただ一人の入札者が14万ユーロ(約1900万円)でこの村を手に入れた。 競売にかけられたのは、ベルリンから南に約120キロ離れたブランデンブルク州のアルビネ(Alwine)という村だ。不動産専門の競売会社カルハウゼン(Karhausen)が最低売却価格12万5000ユーロ(約1700万円)で競売にかけ、電話を通じて唯一、競売に参加した匿名の人物が14万ユーロで落札した。 アルビネの住民約20人は、ほとんどが老朽化した家で暮らす年金生活者たちだ。 1990年に東西ドイツが統一される以前のアルビネの人口は50人ほどで、村の不動産はすべて近くにあった欧州最古の練炭工場の名義となっていた。この工場が1991年に閉鎖されると仕事がなくなり、アルビネの住民の多くが村を去っていっ
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