日亜化学工業は,白色発光ダイオード(LED)など,GaN系半導体を使ったLEDと蛍光体材料を組み合わせた発光素子に関連する日本国内における特許網を構築したと発表した(発表資料)。特許網は6件の国内特許で構成する。これらの中には「蛍光体の組成,発光素子の形状について限定がないものもある」(同社)とし,白色LEDに関して有効な特許とした。 液晶パネルのバックライトなどに搭載するサイドビュー・タイプの白色LEDにおいて,同社とクロスライセンスあるいはライセンスを結んでいない国内メーカーや韓国メーカー,台湾メーカーが攻勢を強めている。TAG(テルビウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体材料など,日亜化学工業が強みを持つYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体材料を使わない白色LEDが続々と登場している。今回,日亜化学工業は白色LEDの構成材料の種類に依存しない強力な特許を保有して