高野孟:【高野論説】倒れそうで倒れない?菅政権 ── 倉重篤郎の少数意見に賛成する2010年12月07日16時00分 提供:990 2カ月間の臨時国会が終わって、印象に残ったことはと言えば野党の揚げ足取りとマスコミの罵詈雑言ばかりというのがまことに空しい。もちろん、根本原因は菅直人政権のドタバタにあるのだが、それにしても、野党とマスコミが年中イライラしながら待ち構え、民主党が何をしようと何を言おうと、どこか枝葉末節・片言隻句を掴まえてそれを次から次へと「スキャンダル」に仕立て上げ、寄ってたかって棒で突き回すような言論を繰り返してきた、この有様は何なのか。国の行く末を論ずべき国会が、蓮舫大臣が議院の廊下で『フィガロ』の表紙写真を撮ったのが良いとか悪いとかいう話を何度も質疑で採り上げたり、仙谷長官の「暴力装置」発言をソレルもレーニンもウェーバーも読んだことのないであろう幼稚な記者や議員が「自衛