塗料のはみ出しから製品を保護する「マスキングテープ」の活用が広がっている。本来は工業用だが、柄モノの登場以降、小物雑貨やインテリアなどの装飾に活用する愛好家が増加。日本製ならではの和紙が透ける美しさ、印刷技術、素材を傷めずに何度も貼り直しできる紙・のりの品質が評価され、「Japanese Washi Tape」として海外での人気も上昇中だ。作家とのコラボも活発化。わずか数センチ幅のテープに、アートの可能性が無限大に広がる!?(重松明子) 8月27日。小雨舞う中、銀座「クリエイションギャラリーG8」前に並んだ約50人の行列のお目当ては、マスキングテープ「mt(エムティー)」である。 企画展「MT×G8」(11日まで開催)会場。若き日の横尾忠則さんが描いた前衛演劇ポスターや今年3月に急逝した安西水丸さんのシルクスクリーンなど、8作家の作品とともに、それを精巧に再現したギャラリー企画のテープ
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