「日本会議の研究」で名誉毀損=著者菅野氏に賠償命令-東京地裁 2019年06月19日19時38分 ベストセラー「日本会議の研究」で名誉を傷つけられたとして、宗教団体元幹部の男性が著者の菅野完氏に損害賠償などを求めた訴訟の判決が19日、東京地裁であった。鈴木昭洋裁判長は「記載は真実と認められず、(男性の)品位を傷つけた」と述べ、慰謝料など110万円の支払いを命じた。販売差し止めと謝罪広告は認めなかった。 作家菅野完氏を不起訴=強制わいせつ未遂容疑-東京地検 判決によると、菅野氏は同書で、男性が関わっていた学生団体の幹部を不相応な手段で失脚させたかのように記載した。鈴木裁判長は「原告らに取材しておらず、真実とは認められない」と判断した。 原告代理人は「訴えた部分全てで名誉毀損(きそん)が認められた。著者は深く反省してほしい」とコメント。菅野氏は「取材源の秘匿を軽視した極めて不当な判決。言論の自