2013年は、ネット発の様々な事件が発生した。「バカッター」と称されるように、店の従業員がイタズラをTwitter上に公開し、炎上するケースが続出。店にクレームをつけた挙句従業員に土下座を強要し、その写真をネットに公開し、後に強要罪で逮捕された女性もいた。いま個人はインターネットとどう接していけばよいのか。新刊『ヒンシュクの達人』(小学館新書)を上梓したビートたけし氏は、こう分析している。 * * * 三鷹の女子高生刺殺事件はさすがに悲惨だった。加害者は元彼氏だったっていうんだけど、ネット上で恋人を作るっていうのは正直どうかしてると思う。静止画像やプロフィールなんかで、その男が信頼できるかどうかなんてわからない。いくらでもウソで取り繕えるもんな。 実際に会ってみて、表情や仕草を見て、それではじめて「信頼できるか」って判断できるわけでね。写真じゃイケメンでニコニコしてても、実物を見りゃ目が