韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が28日、国務会議で「ガソリンスタンドで(1リットルのガソリン価格が)2000ウォンを超えるという報道がある。 心理的に負担が大きい」とし「韓国政府が傍観しているという印象を与える」と述べた。 物価を担当する知識経済部と企画財政部を叱責したのだ。 李大統領は「一時的に価格を抑えてもすぐにまた上がる。 一時的に下げろというのは無理がある政策」と話した。 知識経済部は昨年1月、製油会社に圧力を加えたが、こういう政策は効果的でないと評価したのだ。 そしてデフレ状態から抜け出すために物価を上げようと努める日本を例に挙げながら「同じ原油を使っているのになぜ日本は影響を受けないのか。日本と韓国にはどんな違いがあるのか。知識経済部と財政部が物価管理を科学的に行っているか確認する必要がある」と指示した。 【関連記事】 韓国精油業界、イラン産原油輸入縮小なら費用負