少年・青年時代に戦争を体験し、1945年8月15日、17才で終戦を迎えた手塚。戦争のイメージが人々の中で風化することを懸念していた彼は、戦争の悲惨さ、平和の大切さ、命の尊さをたびたび作品の中で訴えかけてきた。戦後70年という節目に設置されたWEBサイト「手塚治虫と戦争」ではそんな手塚のメッセージを語り継ぐべく、時系列に沿って戦時の出来事と手塚の体験を、肉声を収めた動画も交えて紹介。戦争をテーマにしたマンガを電子書籍で読むこともできる。閲覧はすべて無料。 手塚プロダクション代表取締役 松谷孝征コメント手塚治虫は生涯十五万ページの漫画を描き、六十タイトル以上のアニメ作品を創作、その他文章原稿、講演、マスコミ出演等々、通常では考えられないほどすさまじい仕事をし、六十歳という若さで亡くなりました。 私が手塚治虫と過した十六年間、手塚治虫は夜昼なくひたすら仕事に没頭しておりました。なぜ寝る間を惜しん