山尾志桜里・民進党政調会長 (安倍晋三首相が衆院予算委で、保育士の給与を全産業の女性労働者の賃金を基準に「月額4万円程度であることを踏まえ、賃金差がなくなるよう処遇改善を行っていく」と述べたことを受けて)二つの意味で大問題だと思います。 一つは、保育が女性の仕事ということに象徴される男女の職業別役割の固定化。もう一つは、女性の平均賃金が低いからそちらに合わせるということで、男女の賃金格差も固定化し認めていくこと。この二つのことを政府が認めた。 さらに深刻なのは、最後まで総理がこの二つの問題に気づかなかったということ。本当にこの政権の女性活躍というのは、全くのうわべだけ。「男尊女卑」という古めかしい言葉を倉庫から出してこなければならなくなった。びっくりしました。「男尊女卑政権」、まさにそのものだと思います。(国会で記者団に)