■どれくらい働き過ぎると損をするのか? 共働きの家庭は1990年代から増え続けています。 現在、夫が会社員として働き、妻がパートで働いている。そんなご家庭も多いでしょうが、こうしたケースでは妻の「年収」に要注意です。2016年10月、社会保険の加入条件が年収130万円から106万円に引き下げられるからです。 そもそも、今、仕事量を制限して働いている妻が多いのは、余計な「負担」を避けたいから。パートでの年収がある一定の金額に達すると、住民税を負担したり(100万円の壁)、配偶者控除が使えなくなったり(103万円の壁)、扶養から外れて健康保険や厚生年金保険料を支払わなくてはならなかったり(130万円の壁)するからです。 ▼2016年10月から「106万円の壁」に変わる このうち、社会保険への加入基準である「130万円の壁」が、2016年10月に「106万円の壁」に引き下げられます。