映画は嘘をつく。なぜか。観客に嘘を真実だと思い込ませるためである。映画『ボヘミアン・ラプソディ』(ブライアン・シンガー監督、2018年)はきわめて巧妙にこの逆説を生き抜いている。 【動画】「ウィ・ウィル・ロック・ユー」の誕生を描いた本編映像 筆者は特別熱心なクイーンのファンというわけではない。正直に言えば、『ボヘミアン・ラプソディ』を鑑賞している間、「聴いたことはあるけれど、これもクイーンの曲だったのか」という体験を何度もした。そして、気がついたときにはすっかりこの映画に夢中になっていた。 それでは、この映画の何にそれほどの魅力を感じたのか。クイーンの音楽そのものに人を惹きつける魅力があることは言うまでもないだろう。この映画に批判的な見解を示す人の多くも、クイーンの音楽を否定しているわけではない。むしろ、コアなファンほど、史実の改変や脚色を施された映画の物語を問題にしているように思われる。
臨床に携わる一方、TVやラジオ番組でのコメンテーターや映画評論、漫画分析など、さまざまな分野で活躍する精神科医・名越康文氏による連載「一生折れないビジネスメンタルのつくり方」。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボにより一部をお届けする。 この記事の写真を見る ■なぜ「自信を持つ」ことが難しいのか? 答えがわかっていても、それを受け入れ実行するのは難しいことが、人生にはたくさんあります。 「自分に自信が持てるようになるにはどうすればいいか?」というのも、そうした問いのひとつです。この質問には、過去、何百回と繰り返されてきた「正解」があります。しかし、多くの人はその答えを聞いても、なかなかそれを実行することができません。 それは、「ありのままの自分を受け入れる」ということです。 仕事であれば、会社での評価や売り上げ、プライベートなら友達の数や恋人の有無。そ
食パンブームの火付け役のひとつ、大阪発の高級「生」食パン専門店「乃が美」が、11月15日、ついに東京に出店した。東京初となる出店先は、港区麻布十番だ。 麻布十番といえば高級住宅地として知られるが、表参道や六本木のような、流行の最先端を求めて人々が集う「飲食店の一等地」とは趣が異なる。閑静な住宅地に商店街、名物の十番祭りと、ローカルな雰囲気を残す街だ。 2013年に大阪で1号店をオープンして5年、1本800円の「生」食パンの人気は衰えることなく、現在、全国104店舗にまで広がった。2017年に続き、「Yahoo! 検索大賞2018 食品部門賞」の中間発表でもその名がノミネートされており、栄枯盛衰の飲食部門で2年連続受賞となれば、大変な快挙という。 この記事の写真を見る 快進撃を続ける「乃が美」だが、海外からの観光客にその味を試してほしいとの目的でオープンした大阪なんば店を除き、出店先に選ぶ
夜も眠れないような困難に直面したとき、「名トップ」と呼ばれる人たちは、なにを考え、どう動いてきたのか。「プレジデント」(2017年3月20日号)では、エステー、大和ハウス工業、ポルシェジャパンのトップに、場面別の対処法を聞いた。第3回は「仕事の約束が果たせない」について――。 QUESTION 仕事の約束が果たせない ---------- ポルシェジャパン・七五三木敏幸 社長の答え 心の中では自己中になって責任転嫁。究極のポジティブシンキングで ---------- ■「今月だけがダメだった」と思っていた 仕事の約束が果たせないことなんてしょっちゅうありましたよ。営業本部長をやっていましたから目標の販売台数に到達しない現実が毎月押し寄せてくる。 「今月のターゲットは600台。おまえは今何台だ? 」「584台です」「残り16台、どうするんだ」って。それで翌月の1日になってみれば結果2台足りな
10月20日夜6時、東京・品川区の会議室では、『日本沈没・最後の審判』と銘打たれた「超能力セミナー」が開かれていた。講師である“超能力者“高山右近大夫長房氏が、「地球は滅亡が始まっています。2023年の8月には大地震が来る」と語ると、50人ほどの参加者たちはうなずきながら聞き入っている。 そんななかに一人、一際熱心にメモを取る坊主頭の男性の姿が。強面(こわもて)にゴツゴツしたネックレスをつけ、手首には数珠……’90年代に一世を風靡した“霊能者“織田無道(むどう)(66)その人だ。 織田無道は、’02年に宗教法人の乗っ取りを図り虚偽の登記変更を行ったとして逮捕。以来、メディアからは姿を消していた。その男が、いったいここで何をしているのか。 「実は織田さんは、末期がんなんです。高山先生の超能力の噂を聞きつけ、『どうしてもお話を聴講したい』と、セミナーに参加を申し込んできた。高山先生はがんの治癒
総じて“プリクラ”と呼ばれるプリントシール機。元祖の「プリント倶楽部」が登場したのは1995年7月のこと。ブームを経て、すっかり定着したかに思えたが、ここへ来て業界大手のメイクソフトウェアが倒産。プリクラの最新事情を探る。 *** コンピューターソフト開発のアトラス社が「プリント倶楽部」を誕生させたのは95年だが、当初からプリクラがヒットしたわけではなかったという。 「ブームのきっかけはSMAPでした。96年、彼らがテレ東でレギュラーを務めていた『愛ラブSMAP!』で、番組プレゼントとしてメンバーのプリクラをプレゼントしたことから、認知度が上がり、各社が参入。ちょうどコギャルブームと相まって火がついたんです。マイクロミニにルーズソックスのコギャルたちは、友人、知人の数を競い、何百枚ものプリクラを貼りつけたプリクラ帳を持ち歩きました」(業界関係者) 現在、SNSで“いいね!”やフォロワーの数
プリントシール機を開発・製造するメイクソフトウェア(大阪市)が24日、大阪地裁に自己破産を申請し、破産手続き開始決定を受けた。1990年代に高校生を中心に起きた「プリクラブーム」に乗って事業を拡大したが、少子化やゲームセンターの減少といった時代の流れにあらがえなかった。 帝国データバンク大阪支社によると、負債総額は約21億円。 メイクソフトウェアは88年の創業で、従業員数は140人。当初は任天堂のファミリーコンピュータなど向けにソフトを開発していたが、97年にプリントシール機の開発に参入。大手の一角に数えられるようになった。縦長だったシールを正方形にした「シカクプリ」が撮れる「CUBE」などのヒット作も生み出した。 しかし、2000年代半ば以降は機器の利用者が減少。スマートフォンが普及し、シールを手帳などに貼るスタイルから画像データを送るスタイルが一般的になったことで、いわゆる「プリクラ帳
お笑いコンビの平成ノブシコブシ吉村崇が28日、自身のインスタグラムに、過酷な電車移動中の姿を披露。売れっ子タレントの意外な姿がファンに驚かれている。 【写真】ノブコブ吉村と“斎藤さん”、売れっ子とは思えない姿 「これが現状です」から始まる投稿では、営業先の学園祭の帰り道、電車の席が取れず、90分もの間、車両と車両の間に陣取ることになってしまったという状況を説明。同時に、しゃがみこんで本を読む自身の姿や、同席している“斎藤さん”ことトレンディエンジェル斎藤司のショットも披露している。 吉村は「さっきまでスポットライト浴びてキャーキャー言われてたのに 慣れた手つきでシャーシャー色紙にカッコつけたサイン書いてたのに」「なにが破天荒だなにがタレントだ なにが華やかな世界だ…」と、芸能界の過酷な舞台裏を嘆いた吉村。最後には「同席の斎藤さんはクロスワードを始めた さらに独り言をぶつぶつ言ってる もう我
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く