ビジネスが成り立つためには、そのブランドが、なんらかの価値を提供するだけでなく、その価値が消費者、顧客の人たちにとって、特別な役割を持ち、また消費者や顧客の人たちのマインドのなかに居場所を確保しなければなりません。そのブランドをわざわざ選択する「理由(ワケ)」が必要になってきますが、それがつくりだすのがポジショニング戦略です。 例えば、ある喫茶店が普通の喫茶店の店の構えで、普通のサービスしかなければ、数多くある喫茶店との競争は激しく、よほどの馴染み客しか利用されません。あるいは偶然その場所で喫茶店を利用したいというお客さんがたまに来るぐらいです。