押井守のインタビューをまとめた、計656ページにおよぶ書籍『押井言論 2012-2015』が、各所で話題を呼んでいる。押井の有料メールマガジン「世界の半分を怒らせる」にて配信された3年分のインタビューに加筆、修正を加え、アニメーション監督・神山健治との対談なども掲載した本書には、押井の映画論や人生観はもとより、宮崎駿や高畑勲といった同業者への辛辣な批判など、歯に衣着せぬ“押井節”が炸裂している。押井自身が“私信”と位置付けていたメールマガジンを、改めて書籍として出版した経緯から、押井にとっての対談の意義、最近の映画や視聴環境についての考えまで、ざっくばらんに語ってもらった。(編集部) 「宮崎吾郎くんは、なんとか挑発しようとしたんだけど乗ってこなくて(笑)」 ――『押井言論』が出版されることになった経緯は? 押井守(以下、押井):メルマガの内部でやったインタビューというか対談が2年分ぐらいの
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