とある本がテレビ番組をきっかけに、現在、入手困難になるほど、注目を集めているのをご存知だろうか。その本とは中村文則氏による『教団X』。もともと評価の高い作品ではあったが、18日に放送されたテレビ朝日系バラエティー「アメトーーク!」の「読書芸人」たちがキッカケで、いっきに火がついたのだ。番組では、オードリー・若林が「作家さんに“オススメの小説は?”と聞くとみんな決まってこの本を挙げる」と『教団X』を紹介すると、いまや芥川賞候補作家となったピース・又吉も「10年に1回あるかってくらいの作品」と大絶賛。その結果、視聴者の間でこの本を読みたいという人が続出し、放送後、本書のAmazonランキングが急上昇、在庫切れとなるほどの売れ行きだ。出版取次大手・日販の「日販オープンネットワークWIN調べ」のグラフを見ても、反響は一目瞭然。いったい、読書好きの芸人たちを虜にしてやまない、『教団X』とはどのような
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