講談社では、日本の漫画の質的向上をはかり、その発展に寄与するため、昭和52年から「講談社漫画賞」を設けて、毎年最も優れた作品を発表した漫画作家を顕彰いたしております。本年度の漫画賞選考委員会は5月14日に開かれ、「第48回講談社漫画賞」少年部門・少女部門・総合部門の3部門を決定いたしました。講談社漫画賞のシンボルとして山形博導氏制作のブロンズ像「MEMORY」が受賞者に贈呈されます。 選評 安藤なつみ 今回初めて審査に加わって選考会の熱を肌で感じることができました。 少年部門は定番のバトルを個性的な絵と多彩な技で魅せてくれる『ガチアクタ』に票を入れましたが、やはりこの傑作を無視できないと『葬送のフリーレン』に決まりました。 少女部門は全作素晴らしく、読んでいる間ずっと幸せでした。その中で、まだ3巻なのにキュンが止まらなかった『きみの横顔を見ていた』に気付いたら1票を入れていました。どの恋も