コミックナタリー PowerPush - 冨明仁「ストラヴァガンツァ-異彩の姫-」 花も恥じらう鉄仮面ヒロイン ジェントル・エロスの新境地 鉄仮面で頭を覆った美少女、という型破りなヒロイン像を打ち出した「ストラヴァガンツァ-異彩の姫-」。個性派作品が揃うハルタ(KADOKAWA エンターブレイン)においても、そのビジュアルは異彩を放っている。 コミックナタリーでは単行本3巻が2月14日に発売されることを記念して、作者の冨明仁にインタビューを敢行。仮面に込められたテーマと、重厚なファンタジー世界への思いを語ってもらった。 取材/唐木元 文/淵上龍一 「ストラヴァガンツァ-異彩の姫-」の主人公・ビビアンは、森の奥深くにたたずむ平和な王国・オーロリアを統治する女王。常に鉄仮面を着けており、その素顔を知る者は城内にわずかしかいない。 それはすなわち、仮面を外せばビビアンが女王とわかる者はいないとい