昨年、最も“オタク”的なるものを象徴していたのは、やはり『パシフィック・リム』だったのだろう。作品そのものの評価に加えて、作品を取り囲む状況、騒動まで含めての受賞と考えていただけるとありがたい。 (宮昌太朗) どうせオレしか見ない!オレにしかわからない!!てゆーかたぶん、あのほら『ロボジョックス』みたいな感じでしょ?と思ってたボンクラども(含む:オレ)の掌中を越えてのヒットもあって、予想外の場外乱闘的な盛り上がりも見せたパシフィック・リム。もうちょいショボかったり、公開館が少なかったりしたら、オタク大賞にもぴったりだったんですが、一周まわって『オタク大賞がコレでいいのか?』という微妙な空気になっちゃう(笑)くらいに、押しも押されぬ横綱的超大作でもありました。 もちろんロボ者としても大満足!リアルさとは対極にある設定身長、末端質量を感じさせる重厚なモーション、心臓から逆毛立つタービン音に、ガ