シドニージョウゴグモ(Atrax robustus)は、節足動物鋏角亜門クモ目ジョウゴグモ科に属するクモの一種。和名はジョウゴグモ科共通の特徴として漏斗状の巣を作りシドニー周辺に生息することに由来。 形態[編集] 体長は40mm前後であるが、伸張状態の歩脚を含めた寸法(レッグスパン)は100mm近くに達する。体全体に占める頭胸部〜腹部の割合が大きく、また太い各歩脚や腹部に剛毛を備えるため、タランチュラに似た趣と量感がある。体色は青みがかった黒。体格的には雌のほうがより大型であるが、雄は牙が大きく、よく前二本の脚と牙を見せつけて威嚇する。 生態[編集] 分布[編集] オーストラリアの主要都市シドニー周辺。 生息環境[編集] 国産ジョウゴグモ科と同じく、林床の倒木、岩石の下、あるいはそれらの隙間等に、自らの発した糸で漏斗状の巣を形成する。相対的に夜行性であり、暗い環境で活動する。昆虫等、他の節