鹿児島県長島町は、約116K㎡の広大な面積を有していますが、人口は約1万人にとどまり、高齢化・過疎化が進む中で、人口密度の低下が続いております。 また、島内に鉄道は存在せず、公共交通としてはバスが1日数便あるだけで、これ以上の拡充は難しい状況です。そのため、自家用車を持たないひとり暮らしの高齢者などが外出するためには多くの苦労が伴います。 一方、若い町民が自家用車で移動するときは1人あるいは2人で移動することが多く、空いた席に高齢者などを無償で乗せることは十分に可能です。 そこで、「ちぇぬーで(※1)」手ぬぐいを制作して、希望する高齢者などに配布するとともに、スーパーや診療所、温泉施設などに置くことで、共助の精神による高齢者の外出と、それに伴う世代間交流を促していきます。 (※1)「ちぇぬーで」は、長島町の方言で、一緒に行こうよという意味。 これまで長島町では、ぶり奨学金(※2)などを通じ