年度末を迎えてなにかと慌ただしいこの時期。滋養強壮効果が期待できるエナジードリンクでも飲んで「一発気合いを入れ直そう」と思っている人も多いはず。そんな需要を見越してか、エナジードリンク市場は早くも活況を呈している。 ハウス食品グループ(ハウスウェルネスフーズ)が3月17日から発売を開始するのは、“日本”をコンセプトにしたエナジードリンクの『SAMURIDE ENERGY DRINK』。缶のパッケージは馬に騎乗した武士が墨絵で描かれた勇ましいデザイン。成分には日本人が古来より使用してきた「八角」や「ナツメ」、「高麗人参」などが含まれている。 同社がここまで“日本発”を前面に打ち出すのには理由がある。月刊誌『飲料ビジネス』を発行する飲料総研取締役の宮下和浩氏が話す。 「いま缶入りのエナジードリンク市場をリードしているのは、オーストラリア発の『レッドブル』と米国生まれの『モンスターエナジー