【ニューヨーク時事】新万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文をめぐる問題で、理化学研究所が中間報告を公表したのを受け、共著者であるハーバード大のチャールズ・バカンティ教授は14日、声明を出し「示されたデータが間違いであるという有力な証拠がない以上、論文が撤回されるべきだとは考えない」と表明した。 一方で「論文に関して示された懸念の価値を見極めるため、理研による正式調査の最終結果を待つ」とも指摘した。また「今後の決定は極めて重要なので、いかなる勧告についても事前に共著者全員と話をするつもりだ」と述べ、論文撤回の可否について理研などと協議する考えも示した。