次世代スーパーコンピュータ(スパコン)のOSはLinuxベースと発表された。SPARCプロセサを使用する富士通のサーバはSolaris OSを使っているが、この次世代スパコンではLinuxベースのOSを新規開発している。国産技術という理化学研究所(理研)の開発方針からすれば、Sun Microsystemsが権利を持つSolarisよりも、Linuxの方が方針に沿っているということであろうか。 ファイルシステムは、巨大スパコンでは一般的な、グローバルファイルからローカルファイルにステージングする方式と発表されたが、グローバルファイルシステムとしてはLustreなどのオープンファイルシステムを使うのか、富士通のファイルシステムを使うかについては言及されなかった。 今回のフォーラムでは富士通でコンパイラの開発を担当する堀田氏と理研でアプリケーションのチューニングを担当する南氏が発表を行ったこと