昭和20年9月、アメリカ軍は九州本土に上陸。 北からはソ連軍が北海道本土に上陸していた。 日本軍部は完全に戦争のやめ時を見失っていた。 日本全土で戦闘が始まる。竹槍で訓練された一般市民も子供から老人まで参戦するも最新鋭の軍備に敵うはずもなく次々と死んでいった。 昭和21年4月、ついに東京が陥落。7月、最後まで抵抗を続けていた山梨大本営もアメリカ、ソ連の総攻撃を受け陥落。 日本国民のおよそ半分が犠牲となった本土決戦はこうして終わった。 しかし生き残った日本国民にはさらなる地獄が待ち受けていた。 日本は占領期間を経てアメリカの支援を受ける「日本国(通称:南日本)」とソ連の支援を受ける「日本人民共和国(通称:北日本)」の二つに分離独立する。 そして昭和25年、この両国が国境を巡って戦争状態に突入する。これが日本戦争である。 日本戦争は最初は北日本が破竹の勢いで連戦連勝、東京を支配下に納める。 南