VoxEu, 2018年4月15日 Adrian Wood、オックスフォード大学国際開発教授 概要: 20年前、経済学徒は、途上国との貿易は先進国の非技能労働者への深刻な害とはなっていないと結論づけた。このコラムは、このコンセンサスを生み出した論争が早すぎる終わりを迎えたのだと主張する。現在ですら、先進国の低教育層の経済的不運へのグローバリゼーションの影響の度合いについては、どんなはっきりした結論であれ出せる証拠はない。そして、もし経済学者の中でのコンセンサスがより弱かったならば、グローバリゼーションの社会的コストを下げる為により多くのことがより早く行われていたかもしれないのだ。 経済学者を含む(例えばColantone and Stanig 2017)一部の人々が最近のポピュリズムの激震-ブレキジット、トランプ、ルペン、AfD-をグローバリゼーションが先進国の労働者へ及ぼした被害の故であ