「アーシング」って知ってますか? 車やバイクの電気系の仕組みとして、マイナスの基準電位(グランド:GND)=所謂「アース」は、車体(ボディ)にしてあることが一般的だ。 バッテリーや、オルタネーターが提供する12Vの電圧は、この車のボディである基準電位(0V)との差分によって提供される。 だが、ここで問題がある。 車やバイクのボディには、鋼鉄という素材が使われていることが多く、また、エンジンにはアルミ合金等の素材が使われている。これらの素材は、実は電気抵抗値が比較的大きい。 下記の超適当な図を見てもらうと分かりやすいと思うが、車のボディの抵抗値が大きいと、電流が流れるとそれだけ電圧降下が発生してしまい、電気部品に期待した電圧を印加できなくなってしまう。 例えば、車だと12Vが多いが、車のボディで0.1〜0.5V程度の電圧降下が発生してしまうと、11.5〜11.9Vしか電圧がかからないことにな