人間はとても脆くて弱い存在だから、 支え合っていかないと生きていけません。 やわらかな口調と表情で語ってくれた伊藤次郎さん。お話から感じたのは他者の痛みに寄り添っていく姿勢、そしてあたたかいまなざしでした。 伊藤さんが立ち上げたNPO法人OVAは、自殺予防の取り組みを行なっています。その手法は検索連動広告やインターネットをつかった新しいもの。 「生きていくことがつらい」「死にたい気持ちを抱えている」、そういった人がインターネットで調べるであろうキーワードを事前に想定。そのキーワードで検索した人にリーチし、メールで相談。現実の相談機関へとつなげていきます。 また、チャット相談ができるよう「Web接客ツール」を使ったリーチ・相談事業も本格的にスタートさせていくそうです。 2013年からこの「夜回り2.0(InternetGatekeeper)」を通じて430名以上の相談に乗り、多くの命を救って