テレビやネットなどで取り上げられる機会が増えてきたADHD(注意欠如多動症)は発達障害*の一種です。ADHDは幼少時から特性が顕著に見られることも多いですが、中には大人になってからADHDに気付き、生活上や仕事上の困りごとを抱える方もいます。 この記事では、大人のADHDの診断方法や代表的な治療薬とその副作用や注意点、治療薬以外の治し方や改善策について紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 大人のADHD(注意欠如多動症)とは? ADHD(注意欠如多動症)は、子どもだけに見られるものではなく、大人になってからADHDと診断されるケースもあります。 子どものADHDというと「衝動的に話し出す」「じっと座っていられず動き回る」などの特徴が一般的です。一方、大人のADHDの場合、注意の持続が困難あるいは細部まで注意が向かないために、仕事や家事でのケアレスミスや物忘れが多いといった特徴が見られま