アドビがアメリカ時間10月15~17日に開催したクリエーティブの一大イベント「Adobe MAX 2018」の初日の基調講演で、アドビのCreative Cloud担当エグゼクティブバイスプレジデント兼製品最高責任者であるスコット・ベルスキー氏は、意外な人物を呼び込んだ。その人とは、アップルのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィル・シラー氏だった。 近年、アドビのイベントはマイクロソフト色が非常に強かった。実際、今年もAdobe MAXのゴールドスポンサーとしてマイクロソフトはその名を連ねているが、アップルの名前はこれまで通りどこにもなかった。 アドビは最先端の領域で、アップルのデバイスに依存する3つのアプリを披露した。1つ目は往年の画像編集アプリ「Photoshop」のiPadへの移植。2つ目はブラシや紙、絵の具を数値的に再現する高度なiPad専用スケッチアプリ