世間を引っ掻き回して面白がる。というタイプの事件があると、だいたい容疑者になるのが20代後半から30代くらいのわりと孤独なタイプの人なことがよくありますね。 興味深いのはそうした人の談話に「事件後も母親のことを気にかけて」とか「親への憎しみが動機に」みたいなことがある。ここから読み取れるのは、よくもわるくも「親」に行動や考えかたを支配されているっちゅうことでしょうか。 そういう「親の支配」を逃れられない人ほど社会性が乏しいように思います。 30すぎると自分自身の社会的な責任とか、独自に築いた人間関係とかがあるはずなのに、それがない。 私にはそういう人は単に独身だからとかでなくて、子供の頃から人間関係や生きかたが親の管理下にあって、そこから結局独自の社会を築くことができなかったことがそもそもの要因なんじゃないかと思えます。親の言動や態度に支配されていることが原因で、仕事や人間関係といった家の