首都圏の私立や国立大付属中学校の平成23年度入試が2月1日から本格的に始まる。大手進学塾の予測では、受験者数自体は約5万4千人と過去最高水準となるが、1人当たりの平均受験校数は4年連続低下の見込みで、5校を少し上回る程度。長引く不況などで“滑り止め”の受験を減らす傾向が強まっている。 【フォト】嫌でも入ってしまう? 「バンカーお守り」 首都圏で入試を行う中学は、約300校。数が多く、人気校も集中する東京都、神奈川県では、ほとんどが2月1〜3日に行われる。大手進学塾「四谷大塚」は両都県と千葉、埼玉両県の小学6年の17・6%にあたる約5万4千人が中学受験に挑むと予測。「日能研」でも受験率は20%前後の高水準と予測している。 ただ、1人当たりの平均受験校数は減少。四谷大塚の予想では5・37校と、ピーク時の19年度の6・08校より大きく減る見通しだ。 専門情報サイト「中学受験スタディ」を運