複数要素で構成されるデータをJavaで扱う場合は、配列またはCollectionインターフェイスを持つクラスを使用するのが一般的です。Collectionインターフェイスを持つクラスには、java.util.ArrayListやjava.util.HashSetなどがあります。 配列は要素数が固定となりますが、使用メモリが少ないという特徴があります。他方、Collectionインターフェイスを持つクラスは配列よりも使用メモリが多くなりますが、要素を自由に追加・削除できるという特徴があります。プログラムを記述する際は、それぞれの特徴を考えてどちらを使用するか決定することができます。 しかし、ライブラリのメソッドに複数要素のデータを渡す場合、渡すべきデータを保持している型と、ライブラリのメソッドの引数の型が異なるため、型変換が必要になることがあります。本稿ではそうした場合に対応できるよう、配列