居酒屋などでお酒のメニューを開くと、日本酒のところに「大吟醸」や「吟醸」と書かれているのを見たことがありませんか? これが日本酒の「種類」を表しているものというのは、皆さんご存じでしょう。 では、これらの種類がそれぞれどういった日本酒なのか、またどんな定義で分かれているのかはご存じですか?今回は、日本酒の種類についてご紹介します。 ●純米大吟醸酒・大吟醸酒 まずは『大吟醸酒』から紹介しましょう。精米歩合50%以下の白米を原料として造られ、香味・色沢が特段良好なものを大吟醸酒といいます。 精米歩合というのは、簡単にいえば「お米を削る割合」を表すものです。精米歩合60%なら米の表面を40%削った、と考えると分かりやすいかもしれません。 醸造アルコールを添加して造られたものを大吟醸酒、添加せず米や水のみで造られたものを『純米大吟醸酒』と呼びます。また、「吟醸香」という果物のような香りがあるのが