AppleStoreでのスマート出版にチャレンジしてわかったことは、2012年夏時点ではオリジナル電子出版事業で黒字化するのは困難だという現実でした。 原稿料と人件費をペイして黒字化するためには、毎月1万ダウンロード以上を記録して、常にAppleStoreブックランキング10位以内をキープし続ける必要がある。新作を毎週投入できれば、無理ではありませんが、売れるジャンルが限られるので競合タイトルが多いことを考えるとかなり高いハードルです。 他の電子書店でも売ればいいじゃないか。 当初はそう考えていましたが、国内の電子書店事情をリサーチしてみると、マンガやラノベ、BL、官能系タイトルではない一般書籍がそこそこ売れるストアはないに等しい。仮にAppleStoreで1万冊売れるタイトルでも、他の国内電子書店全てあわせて千冊売れるか売れないかといったところ。 AppleStoreの販売合計数☓110
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