J2EEを特徴づけるもう1つのキャッチコピーとして「MVCモデル」というものがあります。MVCモデルという言葉自体は、J2EEで初めて登場したものではなく、Smalltalkというオブジェクト指向言語でのGUI設計に用いられた概念です。MVCとは、 Model View Controller の頭文字をとったものです。Webベースのアプリケーションも、WebブラウザというGUIを持ったアプリケーションと考えられるので、このモデルを適用することができます。では、それぞれについて説明しましょう。 ●Model モデルは、システムの中でビジネスロジックを担当する、いわばシステムの本体部分にあたります。モデルは入出力や表示といった処理を行うことはできません。J2EEでは、この部分をEJBで実装する(ちなみに、EJBでは表示に関する処理は仕様上できない)ことになっています。 ●View ビューは、表