羽田空港の50代の男性航空管制官が、米大統領専用機「エアフォースワン」や米軍用機の飛行計画など機密情報をインターネット上に流出させていたことが9日、分かった。現在はすでに削除されているが、国土交通省航空局は「問題を重く受け止めている」として、本格調査を始めた。 航空関係者によると、流出した情報は「フライトプラン(飛行計画)」と呼ばれるもの。昨年11月にオバマ大統領が来日した際、搭乗していたエアフォースワンの飛行中に、管制官がコンピューター端末機から引き出した上、カメラで撮影し個人のブログにアップしたとみられる。 プランには、午前9時10分(世界標準時)にソウルの軍事基地から出発し、遠州灘などを経由し、午前10時32分(同)に羽田空港に到着するまでの詳しい経由地と通過時間を記載。巡航高度のほか、搭載されている無線設備の標識なども書かれてあった。 飛行後に公開されたとみられるが、航空関係者は「