「超流動」とは、液体の粘性抵抗が消失した状態のことで、容器の壁をのぼって外にこぼれ出したり、原子一個がやっと通れる程度のすき間に浸透したり、さまざまな常識を覆す現象が見られます。 で、この面白い現象を液体ヘリウムで行っているムービーがネット上から見ることができます。再生は以下から。 5min - Superfluid: Liquid Helium Phenomenon - Video 上記ムービー、ただ見るだけでは一体何がすごいのかさっぱりわかりませんが、以下の説明を読むとそのものすごさが理解できます。 まずは超流動転移。東京大学低温センターの説明によると、液体ヘリウムの沸点は4.2K(-269℃)と非常に低いため、沸騰しているように最初は見えるのですが、超流動ヘリウムになると摩擦が無くなるため、外部から入った熱が温度を上昇させても、瞬間的に周囲から冷やされ、最終的にその熱は超流動ヘリウム
![常識を覆す「超流動」ヘリウム実験の貴重なムービー - GIGAZINE](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6f9c77fcd1f8ebcad815ae81607afe6652eb511d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fi.gzn.jp%2Fimg%2F2007%2F12%2F14%2Fsuperfluid_liquid_helium%2Fsuperfluid00.jpg)