Research indicates that carbon dioxide removal plans will not be enough to meet Paris treaty goals
現代のスーパーコンピューターでは何千年もかかると言われる極めて複雑な計算を、わずか数時間で解くという、夢の超高速コンピューター「量子コンピューター」の実現に向けて、東京大学のグループが世界的に注目されている「量子テレポーテーション」と呼ばれる現象をめぐり、重要な成果を得たことがわかりました。超高速コンピューターの実現に欠かせない、情報の瞬間移動を無制限に繰り返せるようにする新たな技術の開発の成功で、グループではことしから大規模な計算を精度高く行うための研究を本格化させることにしています。 量子とは、物質のもとになる原子や光子などのことで、古澤教授はカリフォルニア工科大学の客員研究員だった1998年に、離れている二つの量子の間で情報を瞬時に伝える量子テレポーテーションと呼ばれる現象を起こすことに世界で初めて成功し、注目を集めました。 この量子テレポーテーションについて、古澤教授のグループが実
フジツボを戸惑わせることで船底につきにくくする塗料を、塗料大手の日本ペイントホールディングスの子会社が開発し、来年1月から売り出す。人工血管に血小板がつくのを防ぐ樹脂の技術を応用した。船と水との摩擦が小さくなって燃費が良くなり、二酸化炭素(CO2)の排出量は既存の標準塗料より15%以上抑えられるという。 フジツボや緑藻、ミドリイガイなどが船底につくと船が重くなったり、水との摩擦が増えたりして速度や燃費が悪くなる。いまは亜酸化銅など、生き物を殺す物質を少しずつ海中に出す塗料で防いでいるが、環境面で問題があった。 フジツボの幼生は、岩や船底などのつく先の性質に合わせて分泌物を出して、くっつく。新しい塗料を船底に塗ると、表面に水になじむ性質と、なじまない性質が超微細にまだらに並ぶ。このため、フジツボがどんな分泌物を出せばいいのか分からなくなるという仕組みだ。 同じような仕組みは、血小板が… この
アインシュタインの一般相対性理論を応用し、時間が流れる速さの極めてわずかな違いから、2つの場所の標高の差を精密に測ることに、東京大学などの研究チームが世界で初めて成功しました。将来、標高の変化をリアルタイムで把握できれば、火山災害などの予測につながるとしています。 これに対して、東京大学大学院の香取秀俊教授らの研究チームは、レーザーを使って時間をはかる光格子時計と呼ばれる、極めて精度の高い時計を開発し、東京・文京区の東京大学と、15キロ離れた埼玉県和光市の理化学研究所に設置しました。 その結果、2つの地点での流れる時間の違いから、標高の差は15メートル16センチと測定されました。研究チームによりますと、一般相対性理論を応用してセンチメートル単位で標高差の測定に成功したのは世界初だということです。 ただし、まだ現在は測定に数時間かかるうえ、5センチ程度の誤差があるため、数分以内にミリ単位の誤
「空力」というと、風洞実験を繰り返して煮詰められたダウンフォース、といったイメージがあるかもしれません。実際にF1はエンジン、シャーシに加えて、ボディの空力が勝敗に大きく影響するとされています。市販車でも以前は、カタログに空力のCd値(空気抵抗係数)が載っていたりしました。 もちろん現代のクルマも空力を重視していますが、以前のような走行安定性や最高速度のためではなく、燃費を良くすることに目的がスライドしてきています。実際にクルマというのは100km/hを超えると、走行抵抗のうち空気抵抗が一番大きくなるとされ、スピードを上げるに従って、“空気の壁”を突き破りながら走っている、と言っても大げさではありません。 燃費に注目が集まっている現在、空気抵抗をいかに低減させるかは大きな課題です。そこで我々が思いつくのがボディを流線型にすることで、新幹線の先端形状はいい例でしょう。 ただし、クルマで
この魔法の液体は、将来の防護服、護身服の製造法を根底から変える可能性がある。この液体をチョッキの中に埋め込むと、秒速450メートルで飛んでくる弾丸を止め、さらには同様の防護服を着ているときに起きがちな致命的な跳ね返り現象を回避することさえできるという。 製造元は、ポーランドの研究機関であるモラテックス(Moratex)。モラテックスは、今でも、この「せん断増粘流体(Shear Thickening Fluid)」の成分については口を閉ざしている。 モラテックスのMarcin Struszczyk上席研究部長は次のように言う。「防護層を通してしまうような貫通がない場合であっても、身につけている人が生命を落とすか、重傷を負うことがあります。ところがこの液体成分のおかげで、こうした脅威を100%回避できます。それは当社で、問題となる偏りを、4センチから1センチに減らすことに成功したからです」。
日本伝統の遊びとして独自の発展を遂げ、産業への応用も広がる「折り紙」の、最新の研究成果を紹介する展示会が20日から東京で始まりました。 日本に古くから伝わる折り紙は芸術性や機能の面で独自の発展を遂げ、今では、飲料用の缶や地図の折り畳み技術のほか、建築材料など産業への応用も広がっています。 こうしたなか、東京・目黒区の東京大学駒場博物館で20日から始まった展示会には、最新の研究によって作られた折り紙など、およそ50点が展示されています。 このうち、高さ25センチほどの丸みを帯びたウサギの折り紙やティーポットを形取った折り紙は、直径1メートルほどの丸い紙を切ることなく折って作ったものです。 また、複雑な幾何学模様の金属でできた折り紙は、折り紙の展開図や制作したときの映像とともに展示されています。 会場の一角には立体的な折り紙を実際に折ることができるコーナーも設けられ、訪れた人たちは作品を鑑賞し
File Not Found. 該当ページが見つかりません。URLをご確認下さい。 お知らせ 事件・事故のジャンルを除き、過去6年分の主な記事は、インターネットの会員制データベース・サービスの「京都新聞データベース plus 日経テレコン」(http://telecom.nikkei.co.jp/public/guide/kyoto/)もしくは「日経テレコン」(本社・東京 http://telecom.nikkei.co.jp/)、「ジー・サーチ」(本社・東京、 http://www.gsh.co.jp)のいずれでも見ることができます。また、登録したジャンルの記事を毎日、ネット経由で会員に届ける会員制データベース・サービス「スカラコミュニケーションズ」(本社・東京、http://scala-com.jp/brain/) も利用できます。閲読はともに有料です。 購読申し込みは下記のページから
富士写真フイルムは9月12日、ヘルスケア分野に参入すると発表した。第1弾として化粧品とサプリメント(栄養補助食品)の通信販売を28日から始める。写真フィルム開発で培った技術を新分野に応用する。 発売するのは、スキンケア化粧品3製品と、サプリメント9製品。アミノ酸15種類を配合した化粧水(150ミリリットル)が6300円(税込み)、コエンザイムQ10やビタミンCを配合したサプリメント(30日分)が3800円(同)など。 物質の劣化の原因となる活性酸素が人間の老化などにも関わっているといわれているが、フィルムの感度向上やプリントの長期保存などにも活性酸素の制御が重要という。同社は「写真感光材の開発研究で蓄積してきたコア技術は深く人間の生命現象と関わっており、ヘルスケア分野にも効果的な形で応用することが可能」とし、機能性の高い製品で他社と差別化していく考えだ。
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