ラトビア共和国には、かつてソ連のレーダー基地として機能した町があった。スクルンダ-1(Skrunda-1)と言われるその町には研究所や軍事基地が併設されており、部隊や職務をサポートする目的も果たしていた。冷戦中およそ5000人のソ連兵とその家族が暮らしていたのだが、ソ連崩壊後に遺棄されたという。 月日が流れ、2015年12月、朽ち果てていたこの町は、googleマップと地元のラトビア人の情報を手掛かりに訪れた2人の米軍兵に発見された。 そこには引き裂かれたポスター、兵士を鼓舞するような絵、剥がれ落ちる勝利のメッセージなど、当時の面影を残しながらも廃墟化していく町の姿があった。
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