芯の太さが0・7~2・0ミリ程度と従来よりも太い「太芯シャープペンシル」の商品が相次いで登場し、新たな文房具として注目を集めている。書き心地のよさが「まるで鉛筆みたい」と好評で、学習用に活用する小中学生や趣味のクロスワードパズル用などにする大人まで、世代を超えて愛用者が増え、用途も拡大している。(大島直之) ◆学校現場に配慮 シャープペンシルは一般に0・5ミリが主流。これより芯が太いタイプは従来、製図の専門家向けなどに限定されていた。この太芯シャープペンシルを一般向けに開発した先駆け的な存在が、大手文具メーカー・コクヨだ。 「鉛筆の正しい握り方を身につけさせたい」「授業中に分解して遊ばせない」などの理由でシャープペンシルを禁止している学校も多い中、「課題を解決できれば、学校でも使える」と開発に着手し、平成23年に「キャンパスジュニアペンシル」を発売した。芯の太さは0・9ミリと1・3ミ
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