プロトタイプ(試作品)の製作は新しいことではない。何百年も前から、発明家は新しいマシンのモックアップを木を削ったりして作ってきた。ライト兄弟もトーマス・エジソンもプロトタイプを作っていた。しかし、プロトタイプの製作には、アイデアだけではなく、かなり高度な技術が必要だった。 現在のプロトタイピングは違う。デザインはコンピューターのソフトウェア上で作られ、それを製造するマシンに直接送られる。しかも、3DプリンターやCNCルーターも手ごろな価格で買えるようになってきた。国中、世界中のコミュニティに存在する無数のメイカースペースも、限られた設備しか持たない発明家たちのために、新しいツールを開発している。 しかし実際のところ、自分のアイデアからプロトタイプを作ろうとしたとき、限られた機材でどこまでできるのだろう? それが現実的なゴールなのだろうか? 3DプリンターやCNCの長所と短所はどうなのだろう