某日、記者が『吉野家』で牛丼を食べていた時の事を話そう。この日は給料日だった事もあり、いつもは豚丼の並み盛りを注文するところを、この日だけは牛丼。しかも大盛りを注文して、ちょっとした贅沢な気分だった時の出来事である。 牛丼を半分くらい食べたときの事だ。なんと、長い髪の毛が1本、丼の底に張り付いているではないか。チョットこれは厳しい……。そう思った私は、「すみません。髪の毛が入っていたので、新しい牛丼と交換してもらえると嬉しいのですが……。半分食べてしまったので、牛丼も半分だけでいいです」と店員さんに伝えた。 すると店員さんは「申し訳ございません! すぐに新しい牛丼とお取替えします! 本当に申し訳ございません!」と、気持ちのこもった謝罪をしてくれた。半分だけでいいといったのに、牛丼の大盛りをまるまる出してくれた。むしろ恐縮である。 そして会計の時になり、「ごちそうさまでした。お会計をお願いし