女の子は小学4年生です。 周りのお友達が考えていることがよく分からず、 いっしょけんめいみんなに合わせて 振る舞おうとしてもどこかうまくいかなくて、 いつもひとりぼっちです。 女の子は、普通にしているつもりでも、 みんなと少し違うみたい。 発達障害というのだそうです。 ある日、女の子のおうちに子犬がやって来ました。 女の子は、すぐに子犬が好きになりました。 子犬のやわらかな毛並みをなでると、 とても幸せな気持ちになるのでした。 「わんがいればもうひとりじゃないね」 その子犬は、とても賢くて お手もおすわりもトイレもすぐに覚えました。 でも、少し変わった子犬でした。 他の犬みたいに、ワン!とほえません。 たまーに鳴くときは 「あっ!あー!」と鳴きます。 犬はふつう、 嬉しいとしっぽをブンブン振りますが、 その子犬はしっぽもほとんど振りませんでした。 犬は人間よりも早く成長します。 みるみるお
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