朝日新聞は、非正規従業員の不当な処遇について積極的に取り上げる“労働者の味方”だった。その朝日が非正規従業員と裁判になっている。 訴えたのは、英字新聞「ヘラルド朝日」で働いていたヘラルド労働組合員の3人。松元千枝同労組委員長は語る。 「組合を結成したのは02年。雇用に際し契約書などはなく、日給月給制で各種保険や労災保険もない不安定な形態に疑問を感じたのがきっかけです」 組合結成後、朝日はすぐに団交に応じたが、社内の雰囲気は一変した。陰湿な組合潰しが始まったのだ。 「社員が無視したり、正当な理由がないのに怒鳴ったり、個別に呼び出して組合をやめるよう説得し、やめた人にはクッキーなどのプレゼントがあったり……。圧力によって組合や会社をやめる人が1人2人と出て、当初18人いた組合員は最終的に6人になってしまいました」(松元委員長) 交渉は進展をみせないまま、朝日は2種類の契約を提示した。ひとつは基
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