新しいデザイナー像 もうひとつのデザイン 世の中の進化により例えば建築の世界は相変わらず重厚なものを建てる一方、大工さんの方角にある人間ができる範囲に広がったり、自然環境の方角へエネルギー効率などへと広がる動きが出てきました。これまでの価値観が変化して、新しいそのジャンルの進む道の模索が始まっているとしたならば、僕の住む「デザイン」の世界はどんな進化があるのか。18歳から35歳まで、とにかく環境問題のことも、社会性のことも考えず、ただひたすら憧れのデザイナーやメディアを意識し、奇抜なアイディアを意識して仕事をしてきましたが、その創作の現場を憧れのデザインオフィスの居心地の中から街中の店、売り場に移した時、あまりにもそのデザインの扱いや見え方の違いに驚くとともに、今まで何をやってきたのかと、焦ったのが2000年。デザインのやっていることがまだまだ、メディアや業界団体に守られたきれいごとではな
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