会合で発言する有田議員(左から2人目)と鈴木顧問(同3人目)=東京都千代田区で2013年7月9日、小泉大士撮影 在日コリアンらの排斥を掲げ、東京や大阪などで続いている「ヘイトスピーチ(憎悪表現)」デモ。このデモをテーマに取り上げた会合が9日、東京・有楽町の日本外国特派員協会であった。日本ではほとんどみられなかった差別的デモは日本を知る外国人にどう映るのか。特派員らに聞いた。【青島顕、岸達也、小泉大士】 【ベビーカー押してヘイトスピーチ】反対派との衝突激化 差別あおる真意は? 来日16年目で初めての体験だと驚くのは「新月通信社」の米国人記者、マイケル・ペンさんだ。「米国社会には差別やヘイトスピーチが存在したが、日本にはなかった。10年前にはあり得なかったことだ」 その上で「要因は複雑だ。経済不安や教育の問題、中韓との関係悪化などがあるのではないか。最近は日本社会のつながりが弱くなってしま