第6話 人種差別の壁を崩した日本 戦後の徹底した、情報操作によって、我々自身が、日本は最もひどい差別をした国だと思っているのではないか。しかし、皆さんは、本当に当時の状況をバランス良く、公平に理解されているだろうか?今まで我々の目に触れ無いように隠されていた事実にも光を当て、考えていただくのがこの項の目的である。 1)人が人をつないだ鉄の鎖(ワシントンの博物館で見たもの) 筆者は以前、ワシントンの国立自然博物館において、かつてアフリカの奴隷をアメリカにつれてくる際に使われた、鉄の鎖を見た。人が人を犬のようにつないだ鉄の鎖である。1441年、ポルトガルは、航海王ヘンリーの時代から、盛んにアフリカ西海岸を、探検し、多数の黒人を捕らえて奴隷として連れ帰る事を始めた。これ以来、スペインなど他のヨーロッパ諸国も追従し、黒人は、「黒い象牙」と呼ばれ、「商品」として売買された。スペインは、無敵艦隊の威力