とある墓場の先にある廃墟。 そこに近づいたものの話によると、奇怪な現象に遭遇したという。 お化けに遭遇した、ミイラ男が追いかけてきた、2m以上もある背の丈のフランケンシュタインが徘徊していただの、怯えた表情で語っていた。 オカルト好きの僕といったら興味深く話を聞いていたものの、大の大人が何をいっているのだ、と少々嘲笑を含みながら話を聞いていた。 そんな噂話を検証するべく、僕はあの廃墟を探検してみることにした。 「あの先に見えるのが噂の廃墟だ。」 「不気味なところだな。街中とはまるで空気が違う。」 「怖いよ・・・。やっぱりやめておこうよ。帰ろうよ。」 「だったらなんで付いてきたんだよ。嫌ならお前だけ帰れ。行くぞ。」 怯えているザック=アンダートンをよそにウィルフレッド=マケルハイニーとロイ=パウエルは歩いていった。 「ちょっと待ってよ・・・!!僕も行くってば・・・!!」 行きたくない気持ちを