ボクシングに転向した那須川天心(帝拳)が8日、東京・有明アリーナで日本バンタム級2位・与那覇勇気(真正)とのスーパーバンタム級ノンタイトル6回戦に臨み、3-0の判定勝ち(59-54、60-53×2)でボクシングデビューを飾った。キックボクシング界で“神童”と呼ばれた24歳。常に新しいことに挑戦し、自ら期待を求める型破りな男には、若者たちに伝えたいマインドがある。生きづらい時代、悩む人へ「僕をきっかけにしてほしい」と投げかけた。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平) 【動画】「すごい連打だ」「まじで天心えぐいわ」と戦慄の声 デビュー勝ち・那須川天心の猛ラッシュの瞬間 ◇ ◇ ◇ もっと視線を、もっと熱を。集まったのは1万2500人。主役はリングで踊るように大観衆を刺激した。 入場曲はキック時代と同じ矢沢永吉の「止まらないHa~Ha」。客席は明らかに若返り、女性や家族連れも目立った。曲
プロボクシング元WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(帝拳)は、日本ボクシング界に2つの変革をもたらした。1つは「日本人の身体能力ではミドル級(72・5キロ以下)で世界に通用しない」という長きに及ぶ固定観念の壁を突き破ったことだ。 日本人にとってミドル級はずっと『夢の階級』だった。欧米の男性の平均的な体格で、全階級を通じて最も選手層が厚いと言われる。ヘビー級並みの強打と、フライ級のようなスピードを兼備した、超人的な猛者たちが、名勝負を繰り広げてきた。 今も歴代最強と言われるシュガー・レイ・ロビンソン、10年間不敗のマービン・ハグラー、5階級制覇のシュガー・レイ・レナード、史上初の4団体統一王者バーナード・ホプキンス、17連続KO防衛のゲンナジー・ゴロフキン……歴代王者の顔触れのすごいこと。 小柄な日本人は選手層も薄く、ずっと手の届かない階級だった。95年に竹原慎二さんが初めてWBA王座
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