ちょっと閑話休題で、大切な話をしたいと思う。 丁度、今回イギリスの国民投票前ということで、ポジションをとったり、様子見だったりと各々考えるところもあるだろう。 勿論こういったイベントドリブン的な、ボラティリティの高まるところを狙っていくのは全然ありだし、リスクがあるから様子見という考え方も全然ありだ。 今日は、こういったイベントでありがちな、「間違ったファンダメンタルズ分析」というのを話したいと思う。 大体こういうイベントになると、普通の似非トレーダーが考えるのは、「結果の予測」だ。つまり、これこれこうだから、イギリスは離脱する、とか、これこれこうだから残留する、とかだ。 そして、離脱する確率高いからショート、残留する確率高いからロング、といった考え方をする。これは、大間違いの分析手法だ。 勿論、結果とその確率を概算で予測するのはとても大切だ。だが、それ自体は、ファンダメンタルズ分析の半分
EUからの離脱で英国が失うものは大きい。しかし、一方のEUにとってはそれ以上に得るものが少ない。足元はポンドが対ユーロで約9.5%下落しているが、実際に英国がEUから離脱すれば、ユーロは最安値に向かって売り込まれる可能性が高いと見る。(『相場はあなたの夢をかなえる ―有料版―』矢口新) EU離脱の是非を問う国民投票で笑うのは英国かEUか? 現在の市場コンセンサスは「EU離脱で困るのは英国」だが 3月22日に起きたベルギー、ブリュッセルでのテロ爆発を受け、英国のEU離脱機運が一気に高まった。直後に行われた世論調査では、離脱派が残留派を相当数上回っていたが、4月初めの時点ではほぼ半々で均衡している。 英国銀行高官は、EU離脱に関する英国の国民投票が引き起こす不確実性が、投資と経済成長を抑制しかねないと述べた。 一方、ドイツ連銀総裁は、英国のEUからの離脱は「英国はEUの域内市場の恩恵を受けてき
2020/12/9世界の株価・経済2021年の10大予測:予測していないことに過剰反応するマーケット 2020/11/6木を見て森を見ず 2020/7/28米国株、5つの疑問に答えよう:経済との乖離、二番底、大統領選、注目業種、為替 2020/4/14新型コロナと経済と市場:治療が問題よりも悪くなってはならない 2019/9/5キャピタルゲイン狙いの債券、利回り狙いの株式。正解はどちら? 2019/4/26なぜ日本人は米国のリセッション入りを予想したがるのか?その裏のリスクを解説 2018/12/7長短金利は11年ぶりの逆転。景気後退シグナル、今回は偽モノか? 2018/9/7米国株投資チャンス到来!と考える五つの理由 2018/8/7米国の第2Q成長率は4.1%、リスクはむしろ「過剰な上昇」 2018/6/26配当増!? ストレステスト後に期待できる米金融セクター 2018/5/1「FA
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く